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コクーン歌舞伎 夏祭浪花鑑

何年振りだろうか・・・?
久々にコクーン歌舞伎を拝見する機会を得た。

コクーンで「夏祭浪花鑑」を観るのは何度目かなあ?
少なくとも一度は観ている。
相変わらずの人気で、満員の客席&立ち見のお客さん。

少々ネタばれだけど・・・
5分前にチョーンチョーンと短く析が入った。
ん??
と思っている間に。
拵えした役者さん達がぞろぞろとさりげなく客席から出てくる。
三階役者さんから、名のある人まで。
まだ客入れの最中なので。
上手くいけば。
役者さんとすれ違うとか、一緒に歩くとかが出来る(^o^)
ひょっとすると自分の席に座ってる可能性だってある。

こういうお遊びは流石コクーンという感じ。

ちゃんと事件の発端から、芝居が始まる。
分かりやすく、きちんとストーリーが展開されている。
いつもながら。
セットは想像の余地を残す、シンプルな作り。

葦簀を掛けて、下座にするところも良いなあって思う。
バックは筵。

年を追うごとに。
舞台が洗練されているのかなあ?
暫く観ていないので、何とも言えないのではあるのだが。
友人に歌舞伎初心者にはコクーンが良いんじゃないの?
なんて言い続けていたけど。
それはちょっと危険なことかも!?
と今回思ってしまった。

コクーン歌舞伎
という新ジャンルであることは間違いないのだが。
限りなく古典と遜色がなくなってきている。
これがヤバイ!
全くの初心者がこの芝居を観てしまったら。
歌舞伎座の芝居を観た時に。
ガッカリするのでは・・・?

串田和美氏に脱帽した記念すべき日。

by kikoma0721 | 2008-06-16 22:54 | 歌舞伎 | Comments(0)