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第三十四回 七転八倒の会

早いもので、この会も今年は最後の開催。
今回は京都の友人と一緒に参加。
相変わらずの賑わい。79人だったそう。

まずは歌すみちゃんが「道灌」。
女性で聞く八っつあんとご隠居の会話って、何か違和感を覚えるものだけれど。
意外に歌すみちゃんはすんなりと耳に入っていった。

今回は弥助さんから、「たらちね」。
久し振りに聞いたけど、やっぱり面白い!
言葉が丁寧すぎるお嫁さんの10年後はやっぱり長屋言葉になっちゃうんですかね?
そんなことを考えながら聞くと更に楽しめる。

喜多八師匠は「ラヴレター」を。
初めて聞くし、帰国子女からのラブレターを読む噺なので。
てっきり新作だと思ってたら。
かなり昔からある噺なんだそうで。
昔は「女給の文」というタイトルだったらしい。
友達がラブレターをもらったと喜んでいるので、無理矢理見せろとひったくると・・・
中は全く理解不能な日本語が。ラブレターの持ち主にはそれでも充分分かるらしく、一行読むたびに訂正を怒りながらする。
オチは「こりゃ〜、確かに誰にも見せない方が良い」だったかなあ?出だしでね、誰にも見せないでって彼女に言われているから見せられないと言う台詞があるのに掛けている。
これがもう滅茶苦茶面白かった〜(^o^)
へんてこな日本語満載で大爆笑!!!

中入り後は喜多八師匠サイン入りカレセンのじゃんけん大会。
カレセンとは枯れたおじさん専科という意味で、喜多八師匠のインタビューが載ってるらしい。
欲しいなあと思った時点で、受付の本は売り切れ(T_T)

弥助さんは「ねずみ穴」。
この噺2度目。初めて聞いた時はちょっと理解できなくて。
面白い噺ではあるんだけど、夢だったというオチがね。
今回は既に内容を知っているから・・・?
弥助さんが上手かったからか。
凄く面白くて楽しめた!
面白いと書いてますが、これがどうして感動の人情噺なのよ。

トリは喜多八師匠で「宿屋の富」。
街は年末ジャンボで大騒ぎですが(あれ!?もう販売終了した?)、これもそんな噺。
年末の噺というわけではないんだけど、その所為かなあ、この時期に聞くことが多いような気がする。
一文無しから億万長者へ!
そんな夢のある噺で、思わず「今度は私も宝くじ買おうかなあ?」と思ってしまう。

by kikoma0721 | 2007-12-24 11:29 | 落語 | Comments(0)