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第13回 稚魚の会・歌舞伎会 合同公演

このところの夏の恒例。
今年は3部制になったので、国立劇場の公演にしては早い11時開演。
バタバタと浴衣を着てお出掛け。
・・・帯板つけるの忘れちゃった(^^;)

まずは「菅原伝授手習鑑」。
きちんと寺入りからの上演。
戸浪は歌女之丞さん。
涎くりは辰巳くん。
・・・似合いすぎ。本公演でも出来るんじゃないかな〜?
源蔵は吉六くん。
格好いい・・・!
そりゃあ戸浪と不義をしてしまうでしょうっていうくらいの男前。
松王丸は龍之助さん。
千代は徳松さん。
3列目という良い席だったからかなあ。
一人一人の表情までをよく見ることが出来て、今迄で一番感動した!
千代の母としての悲しみと、武士の妻としての誇り。
松王丸もまた父の気持ちを隠して、時平方の使者として自分の息子の首と対面。
見ず知らずの子供を忠義の為とはいえ、手に掛ける源蔵の苦悩。その切羽詰まった感情。
ああ、こんなに感動のドラマだったんだなあ。
いっつも眠くなる芝居、そんな認識しかしていなかった。
できすぎのタイミングで(まあ芝居だからね)全てが進むけれど、瞬間瞬間のそれぞれの苦悩は計り知れないものがある。
菅秀才だって、子供ながらに苦悩はある(・・・はず)。

休憩の後はおめでたい「乗合船恵方万歳」。
お正月の江戸が舞台なので、ちょっと間抜けが気がする。
でも。
お芝居が深刻なものだったので陽気な踊りでパーッとというのは良いねっ。
大勢の登場人物で、ちょこっとずつ踊り分けるのも退屈しない。
普段三階さんの踊りを観る機会なんて殆どない。
でも。
さすがだな〜。
皆さんお上手!
狭い舞台で大勢で踊るのは大変だったろうなあ。
下手には常磐津連中がいらっしゃるから、本当に大変だったと思う。

終わって1時45分。
赤坂見附へ出てランチ。
第13回 稚魚の会・歌舞伎会 合同公演_e0070557_1132697.jpgBLTサンドを戴く。ちょっと普通のサンドイッチとは違う。パンも食パンじゃない。
美味しかった〜(^o^)
友人が食べてたサラダも野菜一杯で美味しかった(ちょっとお相伴)!
店員さんも感じよくて、居心地良すぎて3時間くらい居座ってしまった(^^;)

by kikoma0721 | 2007-08-26 11:38 | 歌舞伎 | Comments(0)