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CINDERELLA MAN

おとぎ話のタイトルかと思ってたんだよね。
そしたら。
アメリカに実在したボクサーと家族の話だって。
あら(^_^;)
興味が湧いてきた。

大恐慌時代のこと、ピークを過ぎたボクサーがライセンスを剥奪された。理由は客を喜ばせる試合をしないから。
ファイトマネーだって充分貰っていないのに(負けてばっかりだから)、本職を失ったジミー一家は路頭に迷うことになる。とにかく仕事がないのだ。
何とか日銭稼ごうと頑張るのだが、途方もない失業率に収入を得ることが出来ない。電気が止められ、食料も満足に買えなくなり・・・
ある日、息子のハワードが病気をしたことで、妻のメイは3人いた子供を実家に預けることにした。これに激怒するジミー。
でも。お金がないのよ。子供が死んじゃうじゃない!
そう叫ぶ妻にジミーは緊急救済センターに行って生活保護の費用を得、また、自分を追放した人たちから施しを願い、子供達を取り戻す。
彼は長男に「絶対におまえ達をどこにもやらない。約束する」と誓っていたからだ。
彼がプライドを捨て施しを受けに来たことで、セコンド(っていうの?リングサイドにいるけどトレーナーではない人)のジェイクが何とか彼に試合をさせようと奔走する。
ここがジミーの転機。
話題だけの試合なので、出場すれば250ドルが手に入る。
気負いが無く試合に臨んだジミーはその階級2位の選手を倒してしまう。
驚いたのジェイク。客の熱狂を目にした彼は次から次へと試合をセッティングしていく。
そうして。
遂にはリング上で2人も殺してるチャンピオンに判定で勝ってしまうのだった・・・!

この映画は妻のメイを演じたレネー・ゼルウィガーが一番な気がする。さすがアカデミー賞に輝くだけのことはある(この映画ではないよ、念のため)。私は彼女をスクリーンで観るのは2度目なんだけど、凄く良いなって思う。
この映画も強くって、優しい妻をキュートに演じてた。・・・上手く言えないなあ。とにかく良い!彼女の名前が一躍有名になった「ブリジットジョーンズの日記」シリーズはまだ観てないので、是非観たいなって思ってしまう。
本で例えるなら、凄く気に入った作家に巡り会ったら、その人の本を次から次へと読みたくなるでしょ?レネーも正しくそんな感じ。今回、確信したよ。

ボロボロには泣かなかったけど、かなりいろんな場面で泣かせてもらった。家族が寄り添い、支え合う姿は感動。すごーく昔観た「CHAMP」っていう映画を思い出しちゃった。「パパは強い!」って信じてる子供達には負けちゃうね。

by kikoma0721 | 2005-10-27 22:59 | 映画 | Comments(0)