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鈴本 7月下席 夜の部

江戸暦女男九種(えどごよみいろのここいろ)

と題して、雲助師匠が鈴本の夜席のトリを取っている。
恒例の割引券もあったし。
遅ればせながら「豊志賀」を聞きに行く。

豊志賀は歌舞伎でもお馴染みの怪談で。
でも。
年増女が年下の間夫を持ったが故の嫉妬に苦しむところが、ちょっと他の怪談と違ってて好きなんだよね。
それに噺手が雲助師匠ですから!
期待せずにはいられない(^_^)v

私も随分と落語が分かるようになったなあ。
と、思わず自分に感心してしまった。
今回聞いた噺、全部分かったもんなあ。
まさか。
自分が番組表に一人一人の噺のタイトルを書くようになる日が来ようとは。
大体、最近は歌舞伎よりもよく出掛けてるしなあ。

今回も私としては嬉しい顔づけで(^o^)
どの師匠方の噺を聞いても楽しかった!
笑って。
笑って。
ちょっと憂さを晴らした感じ。

さて。
雲助師匠ですよ。
館内の明かりが一段暗くなり。
おおっ(>_<)
怪談が始まる雰囲気じゃない。
それだけで怖さをそそる。

多分初めて聞く師匠の豊志賀は。
かなり人間臭い豊志賀だったように感じた。
新吉に当てこすりをしたり。
お久に意地悪したり。
他の方でもそうなんだけど・・・(^^;)
他の師匠方はそんな醜い自分を隠そうとするように見えるんだけど。
雲助師匠はそれを覆い隠そうとしてないように感じたんだよね。
あ、言い過ぎちゃったな
と反省して謝るんだけど。
新吉がどんどん追い込まれていく様が。
聞いてる私が彼に同情してしまうような展開で。
そりゃもう。
ドキドキして。
背筋が寒くなったよ(T_T)

ハネた後。
たまたまいらした友人とちょっとだけ飲みに。
そこでもまた。
優しさに触れて。
私って、本当にみんなのお陰だなあ。
としみじみありがたく思った晩でもありました。

by kikoma0721 | 2009-07-29 18:22 | 落語 | Comments(0)