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はるかなるわがラスカル

以前、東京駅のラスカルショップで購入した本。
言わずとしれたラスカルの原作。

大体、ラスカルがアニメーションになったのって。
まだ私が小学生の頃。
原作を読みたいなあと思ったのは、ついここ何年かのこと。
何度目かの再放送を観た時で。
図書館で探したんだけど。
本屋さんには売ってないだろうと思ってたし、ちょっと読みたいなという程度の興味だったし。
でもなかった〜(>_<)
本屋さんでも探したけど。
やっぱりなかったんだよね。
で、そうだよなあ、随分昔だもんなあ(T_T)と諦めたんだよね。

そんなこんなで購入した本。
これは小説と言うよりも。
エッセイ。
ラスカルの飼い主、スターリングが子供の頃の回想録として書いたもの。
だから、飼っている動物はアニメと全く変わらないものの。
スターリングのお母さんは随分と前に亡くなっているし、戦争に行っているお兄さんがいる。
アニメーションでは戦争に行っているお兄さんは出てこなかった気がする。
そもそも第一世界大戦中の話とはなっていなかった記憶が。
そんな所々違う箇所があったけれど。
アニメーションよりも優等生じゃないスターリングが見えてきて。
面白かった(^o^)

お父さんがアニメ以上に自由な人で!
エッセイの中で、何度キャンプに出掛けてるか。
ちょっと羨ましい位(といってもアウトドアは嫌いなんだけど(^^;))。
ノンビリとした良い時代だったんだなあ。

この本を手に取る人はそうはいないと思うんで。
結末をバラしちゃおっと!(まあアニメでバレてるし)
アニメでは。
お父さんが事業に失敗して、スターリングは親戚に預けられることになって。
まあそれだけが理由ではなかったのだけど。
ラスカルを森に帰すことになるんだよね。
それも一度はラスカルが帰ってきちゃって、失敗する。
原作では、お父さんの事業は失敗していない。
発情期に入った(ラスカルが大人になったという)ことと、鶏舎を襲ったことがきっかけで。
その上、動物嫌いの家政婦さんが住み込むことになって(色々と策は練ってたんだけど)。
それで森に帰すんだよね。
ラスカルの方も、少し躊躇はするものの森へと戻っていく。

もう一度、アニメ観たいなあ・・・





・・・何度観たら気が済むんだか(-_-)

by kikoma0721 | 2009-07-02 22:04 | 読書 | Comments(0)